身一つで生きる

上田城


昨日、友人である今村さんとお会いしました。
今村さんは、熊本県の東京事務所に勤められていた方なのですが、パートナー産業が新製品「城ラマ」を出したときに、ブースに寄って頂きファンになっていただいた方です。
その後、今村さんの計らいで、熊本県菊池市山鹿市の市長様に会わせて頂き、城ラマをどのような想いで作ったかということをお話させていただく機会を頂いたり、麹智城のシンポジウムにもお誘い頂いたりと、色々お世話になった方でした。



その今村さん、なんと退職されたとの話だったので、今後どのようにするのかを聞いてみたところ、今のところノープラン!ということでした。
ただし、やりたいことは沢山あって、これもやりたい、あれも興味があるということで、とてもエネルギッシュでした。



いままでは、熊本県の新しいビジネスを作り出す仕事に関わってきた方ですが、いままでの仕事関係やその延長線で物事を考えていなくて、まずは「裸」になろうと決めたそうです。



そして、自分自身が本当にやりたいことや興味のあること、つまり自分の「活力」が上がるものに打ち込むことが、自分自身のエネルギーを高め、その結果自分やその周りの人たちが、結果的には幸せになる、と。



これは、私の考え方や行動原理と同じであり、とても共感が持てました。



最近、このように、自分自身に嘘をつかない生き方を選択する人がとても多くなっていて、いままで自分を守ってきてくれた「保障」のようなものを手放し、素の自分自身になる、つまり「身一つ」になることを選択する人も非常に多く、私の周りでもその選択をした仲間が沢山います。
自分の身を守ってくれている(ように思っている)「保障」はその安心感と引き換えに、自分の一番大切なものを犠牲にしていることも多く、それに気づいた人は、まずは本当の自分を知るために「身一つ」となる選択を取るのでしょう。



そして、実は安心感とは、外側から与えられるものではなく、自分自身が自分の人生を信頼する体験を重ねることにより、内側から湧き上がってくるものなのです。
その為には、自分のすべて(由も悪しも)を認め、ありのままの自分を由とすること、つまり自由になる(自らを由とする)ことがポイントで、「身一つ」になるということは、まさに自由になることであり、ありのままの自分を認める為に必要なのかもしれません。



友人である今村さんの生き方、また自分自身を取り戻して勇気をもって生きている仲間を心から応援すると同時に、自分も等身大の自分が感じていることを柱に生きていきます。


今日は以上てす