第十三話:どうするどうする君ならどうする?

城ラマ 三河長篠城


パートナー産業で開発中の「城ラマ」。この開発奮闘記をブログで分かち合わせていただいております。

この城郭復元ジオラマの販売先はまだ決まっておりません。
ご興味のある企業、出版社等ご連絡いただけますと幸いです。
「パートナー産業のホームページ→お問い合わせ」よりご連絡ください
皆様、この事業に対する応援を是非よろしくお願いします。



さて、地形に関してはなんとか金型発注までこぎつけました。
一方建物の方もそう簡単にはいきません。
建物に関しては復元されてる建物を参考にしたり、城郭研究家藤井尚夫氏のアドバイスをとりいれながら、よりリアルに感じてもらえるよう配慮して設計しています。
また、柵の隙間や塀の狭間も表現するためにがんばりました!!



さて、設計したものを形にして検証する必要があります。
最近は3D造形機を使ったRP品で検証できるので、とても便利な世の中になりました。
建造物での試作に協力頂いた会社は
株式会社アステック長野様
アステックさんは私どものような精密成型を会社の事業の中核として行っている一方で、社長である伊藤さんが私と同じく小さいころからプラモデルを沢山つくっていた体験からであるとおもいますが、模型や雑貨などの製品を手掛けている会社です。
伊藤社長とは昔作ったプラモデルの話でだいぶ盛り上がりました(笑)
アステックさんには3D造形機をつかって建造物のRP品を作ってもらいました。

柱の太さは0.3mmを基本にしましたが、出力されたRP品から強度の問題で0.5mmにしたところもあります。
また試作金型もアステック様で製作してもらい、必要なところを変更していきました。




細かいものの成形という意味では、アステックさんにしろパートナー産業にしろ得意な分野でもう少し簡単に行くと思っていましたが・・・・こだわりの品は脳みそで考えるよりも簡単ではなく、こちらでも苦労の連続
細かい形状を少し緩めて製品にしやすくするか、あくまでこだわってチャレンジするか
こだわってチャレンジするっていうのは言葉では簡単ですが、金型を製作する費用が段違いに跳ね上がり、できたとしてもあまりに細かいので、量産したときに金型がすぐに壊れてしまう可能性もある。



どうするどうする君ならどうする、というデンジマンの歌が脳みそを駆け巡り結構迷いましたが、このプロジェクトの根っこ「自分が本当につくりたいものを表現する!」という気持ちとつながり、あくまでもこだわる方向で進む方向を決めました。



この結論はさらに道を険しくするものでしたが、続きは次回!



タイのTAPACOで働く仲間、募集しております。
棘の道でも行くぞ!という方、お待ちしております。
ご興味のある方は「パートナー産業のホームページ→お問い合わせ」よりご連絡ください。