石原東京都知事再選

日光男体山



昨日の都知事選で石原慎太郎氏が3選を果たした。


今回も圧倒的に強かった。


基本的には私は、石原慎太郎氏は好きである。
作家である彼はボキャブラリーも豊富で、歴史もよく知っている。
今回色々マスコミに叩かれた事もあったが、あのリーダーシップの前には、他の候補者はやはり力不足だったのだろう。
私が政治家に求めることは、国を憂い、国を守る為に命を掛けられるかであり、それがあれば少々の小さなスキャンダルはたいした問題ではないと思う。
彼はタカ派として有名であるが、欧米や中国の連中と互角に渡り合うには、あのくらいがちょうどいい。
彼は外務大臣に向いていると思う。まあ、総理大臣でも結構面白いと思う。


日本は外交下手で有名であるが、そもそも日本という国は海という防波堤が外敵を防ぐことが出来た為、目に見えない国境という線で駆け引きをしてきた外国との駆け引きは苦手なのかもしれない。


外国と交渉する為には、まずは自分の国のことを知らなければらない。
その上で、彼らのことを研究するのである。
日本のインテリ、知識層で欧米のことに精通している人は腐るほどいるが、日本の正しい歴史認識を持っている人が、どのくらいいるだろうか。
正しい歴史認識というのは、あくまでも日本人としての、である。
日本人の歴史観が正しいかどうか解らないじゃないか、という人もいるかもしれないが、基本的に政治家というのは、自国の利益を守るということを第一優先に考えるべきだと思う。


日本には、日本の正義があるのだ。


そういう観点からも、石原慎太郎氏は正しい歴史認識をもっている人の一人だと思う。
日本の首都、国際都市東京のトップであれば、あの位の人物でなければ勤まらないだろう。


ただ今回の都知事選でひとつ残念だったのは、すでに石原都知事は74歳の高齢であるので、本来はそれに代わるような若い候補者が出てきて欲しかったにもかかわらず、それがいなかったことだと思う。
いかに、石原都知事が優秀とはいえ、現在74歳の石原氏は今回の任期満了時はもう80手前である。多少寝ぼけたこともいいだすかもしれない。


歴史的にみても、どんなに優秀な指導者でも、次の世代に上手に引き継げない指導者は一流とはいえない。
逆にそれを怠ったが故に滅んでいったもの達も多い。特にああいうカリスマをもった指導者は、ある意味そういう危険性を持ち合わせているということも大いにあるのです。


石原都政の本当の評価はこれからの4年にあるのだと思う。


まぁ、とりあえず頑張れ!石原君! (年上だけど・・・)