佐賀北高校優勝と地球環境

小田原城天守


今夏の第89回全国高校野球選手権大会、いわゆる「夏の甲子園」は大方の予想を裏切って、佐賀北高校が優勝した。
名門校といわれる高校は、全国各地から有名選手を寄せ集めているが、佐賀北高校野球部は「普通」の公立高校で、そういうのとは無縁だったという。


私も含め、この「奇跡」に近い出来事を、多くの人はとても好感を持って見たと思う。


テレビのニュースで、インタビューに出ていた人が「やればできる」ということを教えてもらったと、いっていたが、みんな多かれ少なかれ、そういう力をもらったと思う。


当然、私は佐賀北のナインではないので、彼らがどういう気持ちで「夏の甲子園」を戦っていたか正確にはわからないが、想像するに、佐賀北のナインは一戦一戦、目の前の相手に全力で向っていただけなのではないだろうか。


対する強豪のチームは、おそらく佐賀北には負けないだろう・・と食って掛かっていたに違いない。
そして、かれらが勝手に考えていたゲーム展開が裏切られていくと、「こんなはずではない」と考え、歯車が狂い始め、自滅してしまったのではないだろうか。


これが、勝負の厳しさであり、また、勝利の女神が気まぐれだという、面白さでもあるのであろう。


ここから学ぶ教訓は、目の前のものを一つ一つ、一生懸命頑張ることが、結果として最高の結果を生むということなのだと思う。
そして、優勝する(最終目標に到達する)と言うことは、当然ながら一戦一戦の積み重ねの上にあるものであり、それをどのようにすればいいかを、佐賀北ナインはヒントを教えてくれたのだと思う。
とはいっても佐賀北の最終目標が優勝だったかどうかは分からないですけどね(笑)


我々も仕事をする上で、色々な問題に直面している。
当然戦略も必要だろう。先のことも考えなければなら無いだろう。
しかし、自らの目標にたどり着く為には、自らの目の前にある課題を、一つ一つきっちりこなしていくことが、最良の策なのかも知れない。
特に我々製造業においては、それがばっちり当てはまるのではないだろうか・・・

と思わせてくれる出来事でした。


話は少し飛びますが、今年の夏は暑かったですね〜
梅雨が長かったので、あまり暑くならないかとも思いましたが、特にお盆の辺りなんかは、ひどかったですね。
ますます、地球温暖化に対する懸念が大きくなってきました。


日本が亜熱帯に近づいているという話も聞きますが、日本人の日本人としての感覚はなぜあるかと考えたときに、「四季」というのが上げられると思います。

日本には「四季」があり、その積み重ねが独特の自然に対する観察力や、繊細さを生み、今の日本人を創ってきたのだと思います。我々が日本的と感じるものには「四季」の季節感を抜いては考えられないでしょう。

その日本の四季が、温暖化により危機を迎えています。
四季が無くなれば、将来的に「日本人」が「日本人」ではなくなってしまうでしょう。


私達、特に日本人は、地球の未来を本気で考えるときに来ています。
何をしたらいいか・・・・

当然、国家単位、地球規模でやな無ければ不可能ですが、今回の佐賀北ナインをみて、自らやれることを一つ一つやっていくことが重要なのではないかと思いました。
そして、その小さな積み重ねが、地球を救うことになるでしょう。


もう21世紀は新しい価値の時代に突入しています。


北極点に国旗をさしたロシアは、いまだ20世紀の亡霊、領土拡張を目指しているのでしょうか。
石油や天然ガスなどに依存した世界はそのうち崩れるでしょう。


21世紀は「アジア」的な自然と調和をした「共存共栄」の社会であることを私は確信しております。


んーなんだか、変な宗教みたいになってきたので、今日はこの辺で(笑)