凸凹寺と大連立

多賀神社(凸凹寺)本殿



私が史跡めぐりが趣味だというのは、以前このブログでも紹介したと思います。
主に城跡に行くのですが、神社も同じくらい行きます。
日本には小さな御社も含め、本当にたくさんの神社がありますので、城跡を巡っていくと神社に自然にぶち当たってしまうのです。
当然その土地にお邪魔したのだから、その土地に鎮座されている神様に御参りするのは当然と考え、神社もセットで回っています。


さて、皆様は宇和島城をご存知でしょうか。
お城が好きな人であれば、現存12天守の一つである城といえばピンと来るでしょう。
築城の名手といわれる戦国武将の藤堂高虎の縄張りで、その後宇和島伊達藩に引き継がれました。
この宇和島伊達藩というのは、あの有名な独眼流政宗の長男の秀宗が藩祖で幕末まで続き、幕末では雄藩の一つに数えられております。



その宇和島城下の和霊神社という神社の近くに多賀神社があります。
和霊神社の方は宇和島城下でも有名な神社ですが、多賀神社は知る人ぞ知るマニアックなスポットです。
この宇和島城下の多賀神社は別名凸凹寺と呼ばれております。
多賀神社自体は、御神体が日本を創ったといわれるイザナギイザナミ神の流れを汲んでいる神社なので、夫婦だとか、恋愛、子宝のご利益があるとされています。



この、宇和島城下の多賀神社が凸凹寺といわれているのは、その性文化の資料が圧倒的に多いからなんです。
入ってまずびっくりするのは、本殿脇に飾られている男性の大きな一物・・・
そして、別館の博物館にあるのは、1Fから3Fまでびっしり並んだ日本はもとより、アジア、ヨーロッパ、アフリカなど「世界」の古代から現代までの性文化の資料。
その数はおそらく数千点〜数万点に及ぶものと思われます。
何気なしに入ったら、最後の方は頭がクラクラ来てしまいます(笑)



でも、この神社は我々が生きていくうえで一番意識しなければいけない大切なものを教えてくれます。
つまり、「陰陽」の考え方です。
突き詰めていくと、この世の中は陰陽の考えがとても大事です。判りやすくいうと、男がいるから女があり、女がいるから男がある、また、悪があるから正義がある。正義があるから悪があるのです。
つまり、全部同じものでは価値がないし、新しいものを生み出さないということです。



今回、政界では「自民」と「民主」の大連合が話題となりました。
僕はこれには反対です。
政治を選ぶのは国民の権利であり、「自民」も「民主」も連合なんて公約に掲げていなかったじゃないですか。裏でこそこそ動くのは、国民に対する裏切りだと思います。
「自民」あるから「民主」があるんですよ。大政翼賛会じゃあるまいし・・・
お互い充分議論して、国益となる手を結ぶことの出来る政策はお互い手を結び、ポリシーに反することはやらない。
これでいいんじゃないでしょうか。



最近気になるのは、政治とお金を通じた宗教団体のつながりが強くなってきている事。
政治家も五感を鍛えて、やっちゃいけないな、と思うことはやっちゃいけないよ



以上!