中華思想とチベット問題

山梨岡神社


チベット問題でいま中国が揺れている。
北京五輪への影響も少なからずでてきそうな感じですね。



中国のチベットへの侵攻は1950年代から始まり、強制労働や虐殺によって一説には100万人単位の人間が中国によって殺されているのだという。
もっとも今回の騒動に対しての死者や負傷者の人数でさえ発表元によってもまちまちなので、この100万人説が正しいかどうかは判りませんが、中国(漢民族)によるチベット族への虐待というのは、存在するのでしょう。
また、中国の侵攻により、チベットの寺の多くは破壊されたともいいますが、なんだか、100万人説だうん10万人説だといっていると、南京想像しちゃいますね。(笑)
南京で日本を非難する国が、虐殺をもう半世紀に渡って行なっているなんて、二枚舌もいいとこですよ
まぁ、前回のギョーザ問題を含め、中国は信用できないと言う所ですかね。



今回の騒動でも、中国側が情報操作している感じがぷんぷんしますね。
中国という国は現代においても旧態依然、中華思想に凝り固まってしまっているようです。
中華思想とは、中国が世界の中心で、まぁ、判りやすく言うと中国が一番偉い!ということかな。
明治期に福沢諭吉が書したという「脱亜論」というのがありまして、この内容は大まかにいうと、「自ら改革できないシナや朝鮮と付き合っていてもなんの得もないし、欧米も日本を彼らと同じにみてしまうから、シナや朝鮮との交際を拒否し、欧米と交流すべきだ」というような内容だったかと思いますが、「たとえば国際的な紛争の場面でも「悪いのはお前の方だ」と開き直って恥じることもない」と弾じている内容もある。
つまり、世界の中心は自分たちで自分は変りたくない、変るのは相手だというのが、中国の根本にあるのである。(儒教の影響もあるね。きっと)
若者にもわかりやすいようにいうと、「世界(中国)の中心で自己中を叫ぶ」といった所か(笑)



結果、中国は欧米列強の植民地と化した。中国の経済発展は1980年代に始まる開放政策まで待たなければならなかった。
つまり、皮肉にも自らのやり方を変え、対外開放したことが中国の発展を助けたのである。



そして、ここから我々も「変革なくして成長なし!」というのを学ばなければなりませんね。


だが、現在の中国は経済発展の裏で、チベット問題に象徴されるような共産党一党独裁の弊害が出てきている。いや、でてきているというよりかは、表に出ることが抑えられなくなってきているといったほうが正しいかもしれない。


中国共産党も、すでに中国は操縦不能の大きな大きな船になってしまっていることに気づかなくてはいけない。
歴史とは面白いもので、ベルリンの壁の崩壊、ソ連の崩壊も本当に小さな出来事から始まっている。
今回のチベット問題も、ある意味中国が大きく変る一つのきっかけになるかもしれないですね。


なんにせよ、いまだ世界で行なわれている民族や宗教の争いが、平和のうちに解決されることを望みます


五輪ボイコットしろ!なんて言わないよ。(なんか今回はソフトタッチ・・・)


以上!