竹島問題で火が付いた!

h-ninomiya2008-07-18


なんだか竹島問題で隣国韓国がものすごいことになっている。
駐日大使が帰ったり、日章旗の上で日本の国鳥のキジの頭を殴って殺すデモがあったり大変なことになっていますね。
もうアメリカとの牛肉問題(蝋燭デモ)なんてどこ吹く風という感じです。



そもそも今回は「竹島は日本固有の領土」と書くべきところを、「領土問題が存在する」と半ば日本人的な曖昧な表現にとどめたわけであるが、それじゃ、隣国の韓国はどうかというと、自国の領土だとしっかり教科書にも書いてあるし、教育過程にもしっかり組み込まれているし、この島のことを知らない人はいない。
ところが日本人はどうかというと、最近は多少メジャーになってきたが、この島の問題を知らない人も多いのではないでしょうか。



元々竹島は1905年に島根県に正式に編入されましたが、1952年韓国側が一方的に竹島の領有権を主張し、占領してしまいます。
日本は1954年、1962年に国際司法裁判所に提訴していますが、韓国側はこれに応じませんでした。国際司法裁判所で争うには当事者両国の同意が必要です。
その後日韓基本条約が結ばれ、この領土問題は棚上げされた格好となりました。



つまり、両国間には明らかに領土問題が存在し、今回はそれを書いただけなのです。というか、いままで書いていなかったことのほうがおかしいですけどね。ただ、私の記憶では、私がその昔使っていた教科書には北方領土竹島尖閣諸島の領土問題は書いてあった記憶があるのですが・・・



さて、それでは本当はどっちのものなの?
ということになると、これははっきりと「日本の領土」であり、「韓国側の不法占拠」と言い切っても問題ないと思います。
竹島をめぐっては日韓両国でやれ俺のほうが先に見つけたとか、私のほうが支配していたとか、お前の資料は間違っているとか、江戸時代にこういう条約を結んだとか色々ありますが、現在有効な条約としては1951年に調印した「サンフランシスコ条約」があげられると思います。当時日本であった朝鮮半島はこれにより正式に日本から独立し、領土の規定もこれで確定されました。
ここには日本が放棄するべき領土が書かれており、これには竹島は含まれて居ません。



また、韓国側がサンフランシスコ条約調印の前にアメリカ政府に対して竹島を韓国領とするよう要望書が出されておりますが、1951年8月10日の外交文書、いわゆる「ラスク書簡」によって否定されております。



つまり、国際的なルールを守っていないのは紛れもない韓国なわけであって、なぜ「領土問題が存在する」と明記しただけであれだけ大騒ぎするのかは分かりません。
しかも、実質的に支配しているのは向こうなのに、大騒ぎして問題になったら損するのは韓国側なのではないかと思うのですが・・・



まぁ、日本の外交も駄目ですよね。こういうのはきちんと立場を表明しないといけませんな。
国民の財産を守るのは国の仕事。いまの外交はすべてにおいて全く「ダメ」ですね。
外交的配慮というのは相手が「すまん、恩に着る」と思うから有効なのであって、これじゃ、「竹島は日本固有の領土」と書いても結果は一緒でしたね。



とはいっても隣国同士。
領土問題が存在することと、お互い憎しみ会うということは全く別の話だと思います。
色々な問題を平和に解決して、よい関係を保ちたいですね。


以上