戦国武将ブーム?

天のウズメ神社


今日朝のテレビニュースで見たのですが、最近は若い女性に(まぁ、一部でしょうけど)戦国武将ブームが来ているらしい
少し前までは男性でも徳川家康とか織田信長豊臣秀吉などの有名武将くらいしか知らない人が多かったですが、今や女性が長曾我部元親とか結構マイナーな武将(高知県の方、済みません)の追っかけ?をしているらしい。
関が原の古戦場跡を訪ねる女性も増えているとか言っていて、ちょとびっくりしました。
どうもゲームの影響がらしいのですが、切り口はどうであれ歴史に興味を持つことは非常によろしいですね。



昔は所謂合コンみたいな飲み会でも(昔のはなしですよ!)、自分が歴史オタクということはなかなかカミングアウトできなかったのですが、今はガンガンカミングアウトできそうですね!まぁ、すでに時遅しですが(笑)←そういう視点かい!


日本の国というのは歴史探訪が比較的しやすい国であります。
戦国時代くらいでしたら、現在史跡として整備されていなくても、ほぼ史跡の断定が可能です。
さらに言うと、神話の世界までさかのぼっても、細かい「点」レベルで見たら若干の無理がありますが、「面」レベルで見ると場所の特定が可能なのです。なぜかというと、地名がずっとそのままだからです。最近は市町村合併とかで横文字のなんとか市とか出てきましたが、それまではずっと同じ地名が残っていたんです。
これは島国で一度も侵略されたことがないとか、天皇を頂点とした政治システムが基本的に変わっていないからです(支配層が武士化貴族かとか、細かいのは変わってます)けどね。



日本で一番最初に地名を変えた偉大なというか怖いもの知らずの人は「織田信長」です。
僕の記憶する限り、織田信長が美濃(今の岐阜県)を攻略して、本拠地をそれまでの清洲城(今の愛知県)から金華山城に移したときに、周の文王が天下取りの拠点とした岐山にならい、城下の名を「岐阜」とあらためたのが最初です。
それまでは日本は古代からずーっとほぼ同じ地名を使っていたんですね。
例えば万葉の時代に詠まれた歌の地名や、景色なんかも想像しやすいし、断定しやすいんですね。
ですから、たとえ神話の時代(一応神話は歴史とは呼ばない)の話であっても、今存在する地名が随所に出てくるので、非常にリアリティを感じます。
また、神話の神と現代王室(日本では皇室ですが)との関係がその国の歴史の延長線上に脈々と続いているのは、我々の日本くらいでしょう。



そういった意味でも、日本人は自国の歴史を勉強するには非常に恵まれている環境にあるので、歴史オタクはどんどん輩出されるべきですね。



またまた歴史談議になってしまい申しわけございませんが、本日はこの辺で失礼仕ります。