円高と日経下落

h-ninomiya2008-10-31


 先日久しぶりにタイに出張に行ってきましたが、お金を変えて(円⇒タイバーツ)少々びっくりしました。考えてみたら円高だったんですよね。
当然普段は円⇔USドルなんかは気にしているんだけれど、バーツに対しても円が強くなっているというのは、当然円が相対的に各国の通貨に対して強くなっているのだから当たり前といえば当たり前なんですが、タイバーツに限っていえばここのところ物凄く強くて、ずーっとバーツ高の状態が続いていましたので、ちょっと得した気分。
今までは1バーツ⇔3円位で計算すれば大体あっていたものが、今年の正月なんて一時1バーツ4円近くで計算しないといけなくなる位。そして今回は1バーツ2.8円位になっていましたので、えらい得した気分になりました。



私はタイに行ったときの楽しみの一つに「タイ式マッサージ」というのがあるのですが、これが日本のマッサージに比べると非常にお得感があってよい!
空港やちょっとしたリゾートで受けると1時間あたり500バーツから600バーツ取られますが、それにしても日本のマッサージの金額(1時間5000円から6000円)に比べると1/3位ですのでかなりの割安感。
しかし、少し郊外にいって建物とか古くても、おばさんばかりでもよければ、さらにそれより安くマッサージが受けられます。今回は円高還元マッサージと銘打って、マッサージのおばさん2人付けて(足担当と上半身担当)同時に3時間ぶっ続けでやってもらいました。払ったお金はチップ込みで1200バーツ、たったの3,500円です。日本だったら30分しか出来ないのに・・・日本の経済力に感謝します



 しかし、マッサージでいい気になってばかりはいられませんでした。私が今回海外に出張している間に日経平均株価はどんどん下げ、ついにバブル以降の最安値を更新してしまいました
今回の株価下落は全世界的なものであり、特に日本がどうのこうのというわけではないのですが、心理的な影響というのは大きいですし、進み方が急というのも問題です。
持っている株の株価の下落は会社の資産の含み損につながります。また自社株の価値が1/3とか1/4なんかに下がった企業もざらにありますが、そうするとお金をもっている企業が買収してくる可能性もありますね。
会社の株価が下がると会社の信用が下がり、さらに実体経済が悪くなると、信用はますます悪くなるという悪い循環にもはまります



最近はやたら格付けしたがる傾向があり、サブプライムに代表されるように格付けされたいい会社のいい商品がぶっとぶケースもあり、はっきりいって「これって詐欺じゃないの?」と思うケースも多々見受けられます。
商売で一番大切なのは信用です
いくらいい商品をつくっても、いくら安くても信用がなければ商売は成り立ちません。
特にお金は信用がないと付いてこないし、お金がないと商売もできない。
しかも信用の代名詞だった金融業界が「信用不安」に陥るという大変な状況です。
金融のこととか詳しくないのですが、なんだか「お金を集めて流して沢山儲けて・・・」という時代が流行らなくなってきているのだというのはなんとなく感じます
本来お金は必要なところに必要なだけ流してあげるべきです。最近のお金の流れで目に付くのはは必要以上の儲けを主目的とした「エゴ」ですよね



個人的にも会社としても、変な金融商品に手を出しているわけでもなく、こつこつと「真面目に」物作りをやっておりますので、そこんとこヨロシク。(←さりげなくPR)
強引に話をまとめると(笑)、こういうときには真面目にこつこつやっている所に仕事は集まり、最後は勝つんだよな〜というハッピーストーリーにしておかないと(カメがウサギに最後は勝つんだよ!と子供たちへ言っている手前)教育にも良くないことですし、我々が世界のビジョンになるためにも、がんばろう!!