千春

h-ninomiya2008-11-19


 昨日、友人から松山千春のコンサートに誘われたので、行ってきました。
正直、僕には松山千春は年代的にいうとちょっとずれているというか、僕より5−10年位上の人がタイムリーな年代で、僕が知っている曲といえば「長い夜」と「季節のかなで」と、ある僕の友人Kががカラオケで歌っていた「ゼニ」いや、間違えた・・・「恋」位しか知らなかったのですが、松山千春は歌はうまいし、暖かい心が伝わってくるし、とても良かったです。



曲もさることながら、そのトークもめちゃめちゃ面白くて、笑いあり、感動ありの二時間半でした。
彼は今年の6月に狭心症で倒れ、その復帰コンサートだったのですが、病み上がりとは思えないくらいパワフルなステージで観客も大盛り上がりでしたよ。
会場は東京国際フォーラムで、5000人以上入る席が一杯になっていまして、しかも観客の年齢層は若い人からお年寄りまでかなり幅広かったです。話によるとチケットもなかなか手に入らないということで、手に入れてくれた友人に感謝感謝です。



松山千春の音楽を一言で言うとすれば、「」と「ふるさと」かな?
とてもハートに来る歌で、正直涙が溢れることもありました
ちょっとCDでも買ってみようかな・・・・なんだか、松山千春を題材にした映画「足寄より」も封切するらしいので、見てみたい!と思えるなにかがあったぞぉ。



トークの大部分は非常に面白い話が多くて、(今回は今回の入院ネタが多かった)大いに笑えたのですが、彼がシリアスな問題を話すときは、会場はシーンした静けさになるのです。
政治の問題や、拉致の問題なども彼の持論をきっちり話してくれて、ためになりました。
特に記憶に残った彼の言葉は
人間は貧しくてもいいから、決して卑しくなってはいけない」とか、「男が漢らしくないから、女が男らしくなるんだ(笑)」とか、「女はどんな状態にあっても気高い」とか、「男は命を掛けて女、子供は守ります」といった「漢」を感じさせる言葉が多かったのですが、実際の彼自身はとても繊細で優しい人なのだというのは歌や言葉の節々で感じられました。



そして、私が一番心を打たれたのは
あなたの人生はあなたじゃなければ創れなかった。自分自身に自信をもってを自分自信を信じ切りなさい」というメッセージでした。
彼は自分を「天才」と呼んではばかりませんが、彼は生まれてこの方ただの一度も、どんな境遇にあっても自分を疑ったことはないといいます。
これは、人生を生きる上でとても大切なことだと思います。
自分を信じれない人は人の事は絶対信じることができません。その逆もまたしかりです。


松山千春には体を大事にしてもらい、その暖かいメッセージをこの先も発信し続けて、迷える日本人の魂を導いてもらいたいと思ったのでした。



おしまい。