天岩戸開き

天岩戸神社拝殿


先月高千穂〜熊本へ出張に行ってきました。
高千穂って、神話の天孫降臨の舞台(?)でもあるんです。
宮崎県には神話街道なるものがありまして、まぁ、それはそれは神話にでてきたスポットがあるわあるわ。



まずは宮崎空港に下りて高千穂に向かう途中に「江田神社」というイザナギイザナミの祀られている神社がありまして、その近くには阿波岐原・禊の池というのがございまして、ここがなんと!黄泉の国から還ってきたイザナギが禊いだ場所で、ここでアマテラス、ツクヨミスサノオが生まれたとか・・・
それにしちゃ、池の水は濁っていました(笑)が、それなりに興奮してしまいましたよ。



そして、山をどんどん登っていくと、だんだん山々が神々しくなってきて、高千穂に到着するんですが、ここも凄い!
入ることができないが天岩戸が天岩戸神社の神域にあったり、な、なんと高天原も在ったりする。
神話というものは一応「歴史」とは切り離して考えなければならないから、ここが本当に神話の舞台かどうかは正直分からないですが、昔よりそういう伝説が語り継いできたことは、凄いと思います。



高千穂地方は「夜神楽」が有名だそうで、これはアマテラスが天岩戸にかくれた時にアメノウズメが調子面白く舞った事が始まりだとされています。アマテラスが隠れて闇になったから、夜神楽なんでしょうね。
ちょうど高千穂神社の夜神楽を見る機会がありましたので、見てきました。
主役は先ほど出てきたアメノウズメと、アマテラスが岩を出る際、その怪力で岩を長野県戸隠まで飛ばしてしまったというタヂカラオです。
なんとなく、アメノウズメのペアというと結婚したといわれているサルタヒコというイメージがあるのですが、ここ高千穂では、そういう背景もあり、アメノウズメとタヂカラオがペアとなっております。



最近古代史〜神話にはまっていまして、日本人はどこからきたのかとか凄く気になっています。
学校の授業でならったことなんかは、ひっくり返るような真実が隠されているというのは、僕の中ではほぼ確定的です(笑)
神話は歴史ではないとはいえ、歴史を紐解く鍵にはなると思っていまして、この辺の研究(?)はロマンがあって楽しいですね。



さて、2月に入りこの不況もすっかり板に付いたというか、まだまだ先が見えないトンネルの中を歩いている感じですが、私共も例に漏れず大変です。
お客様に聞いても、正直いい話はあまりありませんが、自分の目の前に起きることは必ず意味があることしか起きません。
この不況も必ず自分にとって、いや、人類それぞれの人にとって大変意味のあることなんでしょう。
今は目の前のことを一つ一つ丁寧に扱うこと。これしかありませんね。



ある意味、太陽が隠れてしまい、世界が闇に包まれてしまったあの天岩戸の神話と一緒なんではないでしょうか。
あの時はどうしたでしょう?神々が集まって協議し、それぞれの役目を決めて、皆自分の役割をそれぞれ全力でやった結果、光が戻ってきたんですよね。
少なくとも、神々はみんな前向きに考えていたというのは間違い在りません。
ううっ、なにかあの神話の中に奥深いヒントが隠されているような気がする!
神話研究もなにかの役に立ちそうな予感がする!・・・(な訳ないかww)


以上