耕せ!にっぽん

石上神宮 楼門


先日友人が主催する「耕せ!にっぽん in 岡崎」というイベントに参加してきました。
テンツクマンと中村文昭氏のトークショウがメインでしたが、とても勇気と気づきをもらいました。
テンツクマンというのはなんとなく名前は知っていましたが、なにをやっている人かは良く知りませんでした。
彼は元は吉本の芸人で、それから映画をつくったり、ボランティアをやったり、本を出したり、本当に沢山のことをやってきたのですが、彼の、人からどう評価されるかとか出来る可能性があるかとかお金がいくら儲かるかではなく、本当に自分のやりたいことを自分を信じて幾度と襲ってくる失敗を乗り越え、実現していくその力強さには、勇気と希望を貰いました。
中村文昭氏は名前も知らなかったのですが、彼は実業家であり、テンツクマン同様夢を現実に変えるパワーと信念を持っている人でした。彼らに共通していることは、基本的には「自分のやりたいこと自分を信じてをやる」というすごくシンプルなことで、だれでもテンツクマンや中村文昭氏のようになれるのだということを彼らも言っていたし、本当にそうに違いないということを受け取りました。
彼らも皆、明確な人生設計が有ったわけではありません。でも目の前に起きたことを目を背けずに受け取り、自分を信じて行動し、ピンチをチャンスに変えてきました。人は、みんな自分は幸せになろうと思って生きているのですが、知らず知らずのうちに幸せにならないようにしている時があります。幸せって、決してお金や地位を得ることでもなく、他人から評価されることでもありません。自分の生きたい様に生きることなんです。それが、結果的にお金や地位、他人の評価に結びつくことはあっても、その逆、つまり、お金や地位や他人の評価を追いかけて、その結果幸せになることはないと思います。いえ、これは断言できます。



このトークショウにゲストで来ていた「杉浦貴文」氏からも、自分の人生を生きる意味というのを考えさせられました。
彼は10年前にガンで余命半年と宣告された人です。彼も幼い頃から優等生、親の期待に答える人生を歩んでいたといいます。でも、生と死の狭間に陥ったとき、自分の人生を見つめなおし、過去の自分も全て認め、これから自分の人生を歩むと心に決め、病気と向き合い、見事克服したのでした。
彼は、テレビ番組の「誰も知らない泣ける歌」にも出演したことがあるそうです。
そして、トークショウの中で2曲彼は歌を披露してくれたのですが、いや〜思わず泣いちゃいました。
YouTubeでググッても出てきますので、興味のある方は見てみてください。本当に泣けます!



「泣く」で思い出したのですが、人間は「泣く」ことでかなり癒されるようです。
ストレス発散の為に映画をみて泣くという方もいるというのを聞いたことがあります。
「泣く」というのは体にとってとてもいいことらしいです。笑うことも体にいいと言われていて、老人ホームなんかに漫才師なんかがよく訪問していると聞きますが、実は笑うことよりも、泣くことのほうが癒しの効果は抜群にいいとか。
人間は泣くときに全ての細胞が共振するというのを聞いたことがあります。
そして、なによりも感情を表現するということが、大切なんですね。
現代社会に生きる我々、特に男子は、人前で泣くべからず、みないな格言のようなもので縛られていて、人前でなくなんて、とんでもないと思っていたのですが、感情を押し殺すと、それがどんな感情でさえもストレスとなり、病気になる原因を作ってしまうのだと思います。
だから、最近は我々も泣くことによる癒しに気づいていて、「誰も知らない泣ける歌」みたいなものがテレビでやるようになってきているんだな〜と思います。



そういう私も、今まで「男は人前で泣いてはいけない!」という家での息子の教育方針をガラリと変えて、嫁さんに怒られていますが、泣くことの大事さを自分自身も受け取り涙している今日この頃でございます。


あっ、あと余談なんですが、中村文昭氏がレッドソックスの松坂に似ていてね〜
なんか直感的に、WBCのキューバ戦は松坂が好投して勝つな・・・と思ったのですが、本当に快勝しちゃいましたね!
いやーびっくりびっくり。


以上