期末です

大和(おおやまと)神社


 桜が例年より一週間早く咲き、町がピンクに色付いています。これで花粉がなければ最高なんですけどね。
パートナーの第34期も大きな事故や災害もなく、無事に終えることが出来ることをまず感謝したいと思います。
こうして来期に望むことができるのも、お客様や仕入先様含、家族を含めめ多くの人々のお陰であったと思います。
本当に有難うございました。
来期は本当に厳しい状態が予想されますが、見えない先のことを心配したり、不安になったりしてもあまり意味がありません。我々も出来る限りの対策は打ちましたので、あとは自分を仲間を信じて目の前に見えること、つまり自分の周りに起こったことを一つ一つ丁寧に着実に行っていくことが大事です。
自分に起こったことは必ず意味があります。なんらかのメッセージが隠されています。それを意識して自分の人生を選択することを心がけましょう。



生かされている」という言葉をよく耳にすると思います。特に大病をして九死に一生を得た人や、寸前のところで大事故に巻き込まれなかった人がよく使う言葉です。
実は私も約15年位前に「髄膜炎」を患い、一歩間違えれば死ぬかもしれなかったということを体験しております。
その時に、本当に生かされているというのを実感しました。そして、自分はまだやるべきお役目が残っているんだな〜と、だから生かしてもらったんだな〜というのを25歳の感性で感じていました。



最近は企業もこれに当てはまるのではないかと思っています。
考えてみたら「法人」って「人」が入っていますしね。
お役目のある企業は残るし、お役目が終われば無くなる、これは人の一生と重なり合う部分があるのではないかと思います



お役目、とは何でしょう?私も明確な答えを持っているわけではありませんが、少なくとも「私利私欲」とは無縁なものではないかという感じはします。
お客様や仕入先様から「パートナー産業という名前は珍しいですね」という言葉を頂戴いたします。
今では横文字の会社は普通ですが、我々の創業した当時34年前はそんなに沢山あったわけでありませんでした。この言葉には創業の精神である「会社で働く人、また、会社それ自体が社会生活の中で、そして企業活動の中で、助け合い、協力し合い、更には研鑽し、切磋琢磨しながら、お互いの幸福と企業の発展に向けて全力を尽くす。」というパートナー精神があります。そしてその精神は「お役目」に通じるものがあると思っています。



特に最近は人間が「自立」という言葉の罠にかかってしまい、人々の絆がどんどん薄くなり、孤立する傾向があります。
これからの時代は、人間と人間の絆の大切さ、パートナーシップがとても重要になります。
今一度、我々は創業の精神を思い出し、社員、仲間はもちろんのこと、お客様、仕入先様とよいパートナーシップを作り、一丸となってこの不況を乗り切っていきたと考えています。