ふたたびエコの話題

ぶどう


 新聞やニュースを見ると、いまやエコなくしては成り立たない。ずいぶん前にもブログでエコを扱ったことはありますが、今やそのときの比ではないくらいの流行ようです。トヨタのハイブリットカーのプリウスの好調ぶりや、ホンダのインサイトの好調ぶりを伝える記事やコマーシャルまで、一日のなかで「エコ」という言葉を聞かない、目にしない日はありません。
ようやく日本人も(自分を含めて)本格的にエコに意識を向けるようになったな〜と実感します。



 もちろん、この「エコ」なくしては経済の回復はありえないという切実な問題もありますが、この「エコ」一つとっても日本という国は素晴らしさと愚かさの両極を実感します。
 この「エコ」は世界的な流れでもありますが、この「エコ」を実現する技術の下支えとなっているのは紛れもない日本の技術です。太陽電池の開発や、省エネ家電の開発において、また前出のハイブリットカーの技術に関しても、日本の技術は抜きん出ています。これは、本当に素晴らしいことだと思います。実はこの裏側には日本企業同士の過酷な開発競争があり、一方では「そんなに、同じ日本企業同士ガチンコに戦わなくてもいいじゃん。だから、価格が下がって企業が苦しくなるんだよ(←下請けの我々も値段が厳しくなるしね)」と思う反面、その競争が新しい技術を次々に生み出し、他に追随を許さない技術開発が出来ているのだというのも事実です。日本人は日本に住んでいて、日本の技術に慣れているので、「あたりまえ」だとおもっていますが、実際日本の技術力というのは本当に素晴らしいものです。当たり前とおもうから、つかってても感謝しないんですね(笑)
 先日も中国が中国国内で販売する日本のIT製品の技術情報を中国政府に開示するよう求めるなど、他国にしてみればのどから手が出るほど欲しい技術なんです。
一方では、こんな素晴らしい技術を持ちながら、例えば太陽光発電なんかは、ヨーロッパに大きく差をつけられているし、アメリカはオバマ新大統領の下、グリーンニューディール政策と称して、風力発電や、電気(ハイブリット)自動車などので内需を拡大し、10年で15兆円のを投じるなど、国が旗振り役になり新しい産業の柱にしようとするのが見受けられるますが、日本はというと民間任せで国はというと党利の内輪もめみたいな感じがします。
 このままでは、日本がこれまで開発した技術をベースにどんどん他国が世界標準の規格を作って、結果技術をとられて国が衰退なんてこともあるかもしれません。でもどこの国が繁栄し、衰退ても産業の発展というのはなんかエコとは逆の感じもしますね



 本当のエコとは、人間を含めた自然がバランスの取れた状態になること。それには、実は食の問題とか我々の実生活も大いに関わってくる話なのですが、その話は今回は置いておいて、このエコ産業で生まれた富の先はどこに行くのでしょうか。
 近々公開の「スタートレック」ではないけれど、人類は最後のフロンティアである宇宙に本格的に出るのでしょうか。
そして、スペースコロニーが作られて宇宙世紀が始まるのかな(笑)
 エコもまだ始まったばかり。この先の舵取りは間違いなく僕らの手にゆだねられていることだけは間違いありません。
バランスの地球環境を子供、孫の代、それ以降まで残して行くのは、間違いなく自分の一歩からです。
自分で、自分の足で進み始めると、必ず「壁」にぶちあたります。でもこれは自分の足であるいているという順調な証拠。しかも人生における壁は自分の観念が作り出した幻影かもしれません。できるか出来ないか解らない、いや、出来るかもしれないのに、それを諦めてしまうことは人間は多々あります。諦めるために、その出来ない理由を探すのに無駄なエネルギーさえ使います。そのエネルギーを、実現のために使えば出来るかもしれないのに・・・



 エコ、地球環境、民族紛争、色々な問題が山積していますが、決して諦めることなく一つ一つ目の前に起きることを丁寧に扱って、自分自身の不安や怖れにきちんと向き合い、それをを溶かして乗り越えていきたいと思っています。



あれ?、内容がエコとかけ離れましたが、今日はこれにて失礼します。