ありのままの自分

h-ninomiya2009-06-30


 梅雨に入りましたね。今年もなんとなく不安定な感じですが近年のうちでは梅雨らしい日が多いとは思います。
昔は雨が降ると訳もなく怒っていましたが、最近は雨もまたよしということで、雨でしか味わえない感情や情緒を味わうようにしていますし、梅雨にも梅雨の良さがあるんだな〜と感じます。



さて、先日マイケルジャクソンが亡くなりました。
私は年代的にドンピシャというか、洋楽に興味を持ち始めた頃には彼は既にスターでした。
個人的には「歌いながら踊る」ということにはあまり興味が無かったので、特にマイケルのファンだったわけではないのですが、アルバム「スリラー」は買わせて頂きました。あっ、当時はCDじゃなくてLPだったけど(笑)
でも、マイケルの歌はやはりビデオクリップと一緒に見たほうが興奮度が高いのは間違いないですね。
彼のダンスは本当に凄いと思います。
最近はブログでも色々書いていますが、「ありのままの自分というのを受け取るということを意識しています。
上手にできる自分も自分ですが、失敗する自分、うまく出来ない自分、も当然います。
特にうまくやれる自分はOKなのですが、失敗してしまったり、恥をかいたりするとそれをそのまま受け取ることが難しいのが現状です。特に最近は会社のTOPという位置にいるということもあり、ややもすると「間違えてはいけない」という意識になります。でも、人間は間違ったり、失敗するのは当たり前なんですね。本来はそういう自分も認めて次頑張ればいいんです。でも、今は時代が失敗や、挫折を許さない時代になっていますしね。



さて、あんなに歌がうまくてダンスがかっこいいマイケルも、肉体的なコンプレックスがあったようで、真偽はともかくとして、整形等を繰り返してきたことによる薬の多用が彼の命を縮めた可能性もあるようです。
アメリカという人種差別の社会の中で生きていく大変さは私も正直わかりませんが、私は昔のマイケルのほうが断然好きです。確かに色が白くなって、顔はかっこよくなった(最後の方は素顔を見せることはありませんでしたが)かもしれません。彼はそのままで十分素敵だったのですが、彼のの心の中にはありのままの自分を認められないところがあったのでしょうか。
人間は本当は存在してくれているだけでいいのだという言葉を耳にします。
そして、私はそれを自分の子供を通して実感しました。
例えば生まれてすぐの子供は何が出来るわけでもない。泣くことしかできないかもしれない。
でも、その存在だけで家族が癒され、つながりや愛情を実感する。ただ居てくれるだけでいい、その人存在自体が奇跡なのだ、人間とは本来そういうものなんだと。
そして、ありのままの自分を受け取る(受け入れる)、失敗した自分や受け入れがたい自分も許すということが、本当の自分自身への信頼に繋がるのだと思います



なんとなく、マイケルのニュースをみて感じたことです。




以上。