政権交代

室生龍穴神社


 衆議院選が終わり、蓋を開けてみれば民主党の圧勝。
民主が勝つだろうなというのは、私を含めみんな予想していたのだろうが、個人的にはこんなに圧勝するとは思いませんでした。実際時代が動くとか世の中が変わるというのは、こんな風に表面的には一気に変わるんだな〜というのを改めて教えてもらった気がします。
 今、うまくいかなくて悩んでいる人や、長年の努力がなかなか報われない人、変わりたくても変われない人、色々居ると思いますが、こういう現象は色々な意味で私達に教えてくれていることがあるような気がします。


 今回の選挙は大物と言われている人が次々に落としているというのが特徴的でしたが、本当に「あの人も?あの人も?」という感じでしたね。
それだけ国民の「今までの政治を変えたい」というのが強かったんだと思います。



 昔学校で勉強しているときに、日本の歴史で○○時代とか、歴史区分を習いましたよね。このまま民主党政権が長く続けば「自民党時代」とか「民主党時代」とかいう時代区分が出てきたりして(笑)
昔は戦で勝敗決してどこが政権とるかを決めていたのですが、当然現代は本当の戦なんてできませんから、今回の選挙は現時点ではそのくらい大きな変革だったという感じはしています。



 ここで気をつけなくてはいけないのは、政治にというか民主党に過大な期待をすると元の木阿弥というか、自民党時代と変わらない結果になるのではないかと思っています。これは、民主党がいいとかダメとかそういう話ではなく、目の前に繰り広げられている政治や目の前の政治家は自分の鏡であることを忘れてはならないということです。政治がなんとかしてくれる、政治家がなんとかしてくれると思っていては、時代は、政治は変わりません。何度かブログでも伝えていますがまず変わるのは自分自身からなんです。我々の中に「自分は変わりたくない」という意識が強ければ、目の前の現象も変わらないといいます。僕も含めて人は周りの環境は変わってほしいけど、自分はできればこのままでいたい、面倒くさいことは自分ではやりたくない、というのが強いのではないのでしょうか。
まずはそこから意識を変えることが必要だと思います。
 民主党もいい話からきな臭い話まで物の本には色々書かれてはいますが、国民の生活というよりかは国益を優先した政策をとって欲しいですし、また、我々も民主党をみんなで盛り上げて勝たせることが、自分を幸せにする方法です。このような日本の危機が叫ばれている中、ここで敵味方を作り、内輪もめをしていると結果的には自分が不幸になると思います。とにもかくにも色々な意味で興味をもって見守って生きたいですね。



さて、話は変わりますが、先ほど出てきた「元の木阿弥」これは語源は知っていますか?
戦国時代、大和(今の奈良県)の国の大名で筒井氏というのがおりました。織田信長豊臣秀吉に使えた筒井順慶が有名ですが、その父の筒井順昭は順慶が幼い頃に死んでしまいます。順昭の弟である順政を後見に立てますが、順昭に良く似た木阿弥という僧を身代わりに立て、幼い順慶が体制を築くまで死を隠すように命じました。(映画影武者のようですね)
そして、無事順慶の体制ができると、僧は返され、今までの贅沢な暮らしから一転、貧乏にもどってしまったことから「元の木阿弥」という言葉が出来たとか。真偽の程は解りませんが、「へぇー」とボタン押したくなっちゃいますね(笑)

それでは、今日はこの辺で。