和魂漢才とラプラスの箱

那谷寺


久々に政治ネタです(笑)
昔は結構政治ネタ多かったんですが、最近少なかったですね。もっぱらスピ系が増えちゃって(笑)


さてさて、菅新政権が発足して、新聞の調査によるとかなり高支持率のようですね。なんとなくイメージでも一本筋の通った政治家というのが私にはあります。
しかし、「菅」というのは結構珍しい苗字ですね。
気になってちょっと調べてみると、な、なんと菅原道真の家系とか!
だから菅なのか!
まぁ、系図というのはその多くが自分たちの都合のいいように改ざんされているのが多いというので、完全に信用するわけにもいかんのですが、学問の神様を先祖にもつ「菅」新首相が、この国難をどうやって切り抜けるかちょっと楽しみですね。


ご先祖様である菅原道真はとても素晴らしい政治家であったようで、宇多天皇の信任を得て大出世しましたが、道真が推し進めていた天皇を中心とした中央集権的な政策が藤原氏らの反感を買い、大宰府に左遷させられます。
そこで不遇のまま死を迎え、その御霊を鎮めるために今の太宰府天満宮が作られました。



 菅原道真は「和魂漢才」の精神をもって学問および政治に携わったといわれています。「和魂漢才」を現代風に解釈すると、日本古来の精神を失わずに外国から様々な知識を学ぼうということです。
当時日本は中国から色々なものを学んでいましたが、日本らしさというのは失いませんでした。知識や才能は受け入れるが、心までは外国に染まらなかったのです。
そして、その精神は永きにわたり私達日本人のありかたを示し、またそのことによって日本は独自の発展を遂げたといってもいいでしょう。
しかし、最近は「和魂漢才」の「和魂」がなくなって来ている、つまり知識や才能だけがクローズアップされて、大事な「精神性」というか「日本らしさ」がないがしろにされている気がします。



 鳩山前総理は「友愛」の名のもと、その中身の伴わない(というか自らの芯が無い状態の)言葉だけの政策で、日本という国をふにゃふにゃにしてしまった感じがします。
菅新総理は、ご先祖さまの残したこの言葉を是非、政治の世界でも実践して、この素晴らしい日本という国が再び、一つの柱が立ったしっかりした国になるようしっかり舵取りしてもらいたいですね。
いままでのやり方が今後の政治に通用するかわかりません、おそらく菅総理が尊敬する「高杉晋作」のように、「あっ!」というような型破りな方法を取らないと大きく変わることは難しいでしょう。



ラプラスの箱を開けるのはだれでしょう。←わかるかな〜これ、今回は深い!