ユニコーン

紅葉2011


いや〜、ユニコーンよかったっす、っていっても今回のユニコーンは「機動戦士ガンダムUCユニコーン)」のほうです



12/2に発売された機動戦士ガンダムUCの第四話のDVDを見ました。
ガンダムの世界の奥深さは特に大人になってからのほうが断然受け取っているのですが、今回のは内容がとても深かったと思います。
ヴィジュアル的にもモビルスーツ、しかも昔のモビルスーツがじゃんじゃん出てくるし、ブライトさんも出てきました。
ブライトさんは元の声優さんが亡くなってしまったので、どうなるかと思いましたが、新しい声優さんでもあまり違和感がなく、グッドだったと思います。
今度「ガンダムオリジン」が映像化されると聞きましたが、同じように亡くなってしまったセイラさんの声は誰がやるのだろう・・と少し気になってしまいましたが。



このシリーズの根底に流れているメッセージ「それは本当に君がやりたいことなのか?」というのは、とっても深いメッセージだと思います。
私たち人間が「やりたい」とか「ほしい」と思っていることの多くが本当の自分自身から発したものではなくて、社会の観念やら、親に飲み込まれてしまい(もちろん自ら希望してそのような状態になっているのですが)その親の期待とか、そのような自分以外のものの可能性が高いのです。
つまり本当の自分自身を生きることの大切さを伝えていると思います。
さらに今回の大きなメッセージとしては、主人公であるバナージが「感情を感じている自分を大切にしたい」と言っていたことや、目の前の現象(作中では戦争によって大切な人を奪われてしまうということ)にとらわれてしまった結果、その感情、特に怒りの感情にのまれてしまって自分の愛を見失なってしまい、新たな災い・不幸の連鎖を作ってしまうのですが、それを勇気をもってそれを断ち切る(エクスカリバーいや天叢雲剣か)ことが大切だということだったのではないかと思います。
今国会で行われいているようなことがまさに負の連鎖というか、あの時民主党にこのように言われたから今回言い返すみたいな、論戦ってこういうことなの?って思うのですがそんな情けない国会議員の人にも見てもらいたいです。



やはりね、「許す」ことが大事なんだな〜って改めて思いました。
相手を許すのではなくて、自分を許すことなんですよね。
自分を許すっていうことは目の前のこと全てが自分に与えられたものとして素直に受け取っていくということであり、さらには違った価値観を持つ人、つまり多様性を認めそこから繋がりを見出し、統合に向かうことができるのではないかと思います。
そして許すことによってしか自分の心の中の戦い、つまり戦争を終わらせることが出来ないし、この心の中の戦いが外側に投影されて実際の戦争に繋がっているんだな、ということもこのユニコーンガンダムの4話で改めて受け取りました。
いや〜このガンダムユニコーンは6話までで終わるらしいのですが、もったいないですね。



でも、思うことは確実にこの世界は変わりつつある、いやもう変わっているのだと思いました。現象化するにはタイムラグがあって、一見今までの世界と変わらないように見える。ガンダムの世界においてもニュータイプとそうではない人も同じ世界に生きているように(外から見ると)見えるが、実際覚醒した人とそうではない人は、意識が違う。意識が違うということは目の前に起きていることの捕らえ方が違う。つまり実際は違う層で生きているのではないかと思いました。
そして今我々人類もその分岐点にいるのかもしれない!と思うのは、私もちょっとアニメに洗脳されてしまっているのか!(笑)



昨日は日米開戦の日でした。70年前に戦争がおきましたが、みんなが幸せに平和に暮らすためにも自分の心の中の戦争を一日でも早く終わらせること、それを人類がみんなで意識することが大事だと思います。



それでは今日はこの辺で。