第二話:原点

長篠城内堀


パートナー産業で城郭を再現したジオラマ制作をとり進めております
現在作業は進行中ですが、私がこの事業を立ち上げるに至った経緯についてブログで分かち合わせていただいております。
この商品は「城郭復元ジオラマ・その城に関するムック本・テーマ音楽」の3点セットを予定しています。
この城郭復元ジオラマの販売先はまだ決まっておりません。
ご興味のある企業、出版社等ご連絡いただけますと幸いです。
「パートナー産業のホームページ→お問い合わせ」よりご連絡ください
皆様、この事業に対する応援を是非よろしくお願いします。




さて、突然ですが、子供の時はどんなことに興味があったでしょうか
子供の時に純粋に好きになったものって意外と大切なんじゃないかって思っています。
今、大人になって趣味や興味のあることを持っている人は沢山いると思いますが、結構その根っこにあるのは幼少の時の純粋な気持ちから生まれた体験だったりするものです。



私もお城に興味を持ったのは小学校4年生か5年生くらいの時だったと思います。
今でも覚えているのが、四国に住んでいるおばあちゃんが東京にでてきていて、夕方の散歩がてら近所の本屋さんに一緒に行きました。
おばあちゃんがなんでも好きなもの買っていいというので、いろいろ本を見ていたところ小学館の「城なんでも入門」という本が目につきました。

当時母親から買ってもらった伝記全集を読んでいて、ちょうど歴史、特に日本の戦国時代に興味が出てきていたところでした。
その本を手に取ったところ、おばちゃんは自慢げに言いました。
「四国は小さな島だけど、天守閣が残っている城が4つもあって、そのうち二つは(おばあちゃんの田舎の)愛媛県にあるんだよ」(標準語に訳してあります)
なんだかおばあちゃんのその四国愛というか、それを受け取ることによってちょっとおばあちゃんを喜ばせたい・・・そんなものに突き動かされて買った本「城なんでも入門」が私のお城との本格的(笑)な出会いでした。



そして、どんどんお城が好きになった私は、本を買ってよんだり、お城のプラモデルを作ったりして、オタクの道に突き進む下地を着々と固めていったのです。ww
小学校の卒業時に図工の卒業制作というのがありました。
みんなは木を使ったり、プラ板や粘土をつかって創意工夫をして、いろいろなものを作っていましたが、私が小学校の集大成で選んだものは、
なんと!
童友社岐阜城のプラモデルを作ること!

だったのです。
友達からはいろいろ言われました、はい。
「単にプラモデル作っているだけじゃんか!」とか、「考えるのめんどくさかったんじゃないか?」とか。いまだに当時の友人からは「ありえない・・・」と言われています(笑)
でも当時の僕にはちゃんとした理由があったのです。
「城を作りたいけど、できるだけリアルな城が作りたい」→自主制作よりもプラモデルを使用したほうがリアルにできる。満足する。
天守だけじゃなくて、全体感がわかる城がいい」→「松山城」「和歌山城」「姫路城」「松本城」などいくつか候補がありましたが「山」つまり地形を表現したのはこの城のみ。当時から深いところで「城」と「地形」の関係に気づいていたのでしょう!
この小学生の時の私の感覚は「城郭復元プロジェクト」のまさに原点だったのです。
しかし、いまだにこのお城のプラモデルのシリーズは見かけるのですが、息の長い商品ですね〜。金型とか当時のもの使っているのかな〜なんていう疑問も業界が業界なだけに気になってしまうところです。



プラモデルといえば1/700ウォーターラインシリーズ。

これも本当にたくさん作りました。
でもやっぱりタミヤの製品は一番バリとか少なくてディテールにこだわっていて子供ながらに「スゲー」って思いました。(上の加賀はハセガワですが)
でも、そういう子供の時にひとつひとつ体験したことが、この「城郭復元プロジェクト」の骨幹をなしていくのであります。



では、今日はこの辺で!
次回はガンダムネタだ!(予告)
(懐かしくて思わず買ってしまった加賀と阿武隈・・いまだに作っていません)



タイのTAPACOで働く仲間、募集しております。
子供の時の感動が生きる喜びである!という方、お待ちしております。
ご興味のある方は「パートナー産業のホームページ→お問い合わせ」よりご連絡ください。