第四話:茅ヶ崎はまず手習いの初めにて

茅ヶ崎城西郭


パートナー産業で城郭を再現したジオラマ制作をとり進めております
現在作業は進行中ですが、私がこの事業を立ち上げるに至った経緯についてブログで分かち合わせていただいております。
この商品は「城郭復元ジオラマ・その城に関するムック本・テーマ音楽」の3点セットを予定しています。
この城郭復元ジオラマの販売先はまだ決まっておりません。
ご興味のある企業、出版社等ご連絡いただけますと幸いです。
「パートナー産業のホームページ→お問い合わせ」よりご連絡ください
皆様、この事業に対する応援を是非よろしくお願いします。



さて、子供のころのわくわくを思い出し、「城郭復元プロジェクト」を立ち上げたのはよかったのですが、前例のないことなのでどうやって作ったらいいかさっぱりわかりません。
天守閣を「飾りです!」なんて言って全体性を表現しようとすると、どうしても「地形」を表現することに限りなく近いものになってしまいます。
「地形」をどのようにモデリングしていくのか?
これが、このプロジェクトを立ち上げた当初の最大の課題でした。
インターネット等を駆使していろいろ調べたのですが有効な手段が見つかりませんでした。測量会社に頼んでみる、なんて手もあったのですが、べらぼうな金額になる可能性があり、選ぶことができなかったのです。
しかし、測量も今やGPSを使っているということを知った私は、「市販のGPSを使ってなんとかデータを作れないだろうか?」と考えました。
GPSというのは、複数の衛星の位置から現在地点の緯度経度と標高を割り出すことができます。市販の地図のデータとGPSのデータを組み合わせることによって、地形データを作ることができるかもしれない、と考えたのです。
できるか?できないのか?
購入前はどうやったらできるのかということを考えてしまい、ごちゃごちゃ悩んでいましたが、
やってみないとわからない
ということで、登山をするわけではないのにGPSの購入に踏み切りました!

機種はGARMINのOREGON 450TC



お店の方に「城郭を復元するための地形情報を入手したい」と話をし、使い方の説明を受けましたが、当然「そんな使い方は聞いたことがない」とのこと。
でも、GPSの使い方の基本を丁寧に教えてもらいました。
GPSは自分が通った道を記憶していて、地図上にそのポイントを表記することができます。そのポイントも時間での設定もできるし、距離での設定もできます。
私はGPSをもって城跡を歩き回り、その一点一点の緯度経度と標高を地図上にインプットし、等高線で表されている地図上の地形情報を修正し、城郭のデータとしようと考えていました。



横浜市都筑区には茅ヶ崎城祉公園があります。
築城年は不明ですが、山内上杉氏もしくは後北条氏の城と推定されている茅ヶ崎城の跡地で、今は公園になっているところです。
ここは公園整備にあたり数次にわたり調査が行われており、その報告書も発行されていることから、茅ヶ崎城跡を最初のターゲットに定めプロジェクトを開始しました。
茅ヶ崎城)



茅ヶ崎城からほど近いところに小机城があり、太田道灌が小机攻略の際、「小机はまず手習いの初めにて、いろはにほへとちりぢりとなる」と歌を詠んだのですが、私は茅ヶ崎城を目の前にしてまさに茅ヶ崎はまず手習いの初めにて・・・」という心境でGPSを片手に調査を開始するのでした。
(小机城、茅ヶ崎城の位置関係)



次回へ続く!



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