第六話:めぐりあい宙(そら)

茅ヶ崎城東郭虎口


パートナー産業で城郭を再現したジオラマ制作をとり進めております
現在作業は進行中ですが、私がこの事業を立ち上げるに至った経緯についてブログで分かち合わせていただいております。
この商品は「城郭復元ジオラマ・その城に関するムック本・テーマ音楽」の3点セットを予定しています。
この城郭復元ジオラマの販売先はまだ決まっておりません。
ご興味のある企業、出版社等ご連絡いただけますと幸いです。
「パートナー産業のホームページ→お問い合わせ」よりご連絡ください
皆様、この事業に対する応援を是非よろしくお願いします。



さて、茅ヶ崎城のデータをうまく作れずに途方に暮れていた私ですが、なんとかいい方法はないか、と思案していました。
そして、暇さえあればインターネットで会社を探し電話をしますが、どこも色よい返事をしてくれるところはありませんでした。
しかし、ある会社の名前が気になり連絡をとってみました。
その会社の名は「宙テクノロジー株式会社」
(宇)宙を「そら」と呼ぶとは、この会社いけるかもしれない!というものすごく単純、いや、単に自分の好きなガンダムとの接点があったというだけで連絡をとってみたのです。



「宙テクノロジー」さんは航空写真測量技術により高精度な3D地図「SORAMAP」を作っている会社で、社長である大久保さんは私の熱いトークを真剣に聞いて、興味をもって頂き、とにかく「宙テクノロジー」さんとしてできることをやっていただけるということになりました。
また、大久保社長様の家系は「旧武田家臣の末裔」と伝わっているということも、私が宙テクノロジーさんとやっていこう!と思ったとても大事な(笑)要素でした。

本当に大久保社長、素晴らしい方です。

茅ヶ崎城周辺の地図は見つかり、その航空地図をもとにデータを作っていただくことになり、私の城郭復元プロジェクトは一つの大きな山を越え前進したのでした。



次にこのモデルの縮尺をどのようにするか?ということにぶつかりました。
シリーズ化を考えていたので、同一縮尺にすることが望ましいと考えました。
ゼンリンのデジタル全国地図を使って自分が再現したい城を調べて、いくつかの縮尺を試して印刷したところ、1/1500の縮尺にするとA4サイズに大体の城が収まってくれることがわかりました。
もちろん大きな城郭もあり、収まらない城もあるのですが、
私のターゲットが天守閣のあるような大城郭ではなく、地方に眠る最前線の城
であり、その城が大体似たような大きさであったということは、当時の武器や動員兵力になにか関係しているのかもしれないという気づきをもたらしてくれました。
また、A4サイズというのは、本棚に収納できるサイズということでとても魅力的でした。
本棚に収納できる大きさにしたいというのは、ターゲット層である成人男子が既婚者の場合、奥さんに「もう邪魔だからしまって!」と言われた場合にちゃんと収納できると優しいな、と思ったからです。既婚者ならではの配慮!
縮尺が決まると、建物や塀などの建造物も作る必要がありました。
これに関しては再現された門や櫓などの写真を参考に自社で設計を撮り進めることができましたが、1/1500のスケールだと高さが3mのもので2mm、6mのものでも4mmしかなく、物凄く小さいものになってしまうのですが、私はA4というサイズにこだわり、この小ささの中にもリアリティを表現すべく建造物の設計をとり進めました。



それでは続きは次回!



タイのTAPACOで働く仲間、募集しております。
精密成型に興味のある方、こだわりを表現してみたいという方、お待ちしております。
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