第七話:箱庭

茅ヶ崎城郭配置図


パートナー産業で城郭を再現したジオラマ制作をとり進めております
現在作業は進行中ですが、私がこの事業を立ち上げるに至った経緯についてブログで分かち合わせていただいております。
この商品は「城郭復元ジオラマ・その城に関するムック本・テーマ音楽」の3点セットを予定しています。
この城郭復元ジオラマの販売先はまだ決まっておりません。
ご興味のある企業、出版社等ご連絡いただけますと幸いです。
「パートナー産業のホームページ→お問い合わせ」よりご連絡ください
皆様、この事業に対する応援を是非よろしくお願いします。



さて、建造物の設計に関しては、私が方眼紙(古っ!)にスケッチしたものをうちの設計が復元写真等を参考にがモデリングしていくという方法で進みました。
幅3mmとか4mmの門や最大でも1cmほどの屋敷のデザインを最大限表現するチャレンジをしました。たとえば一本の柱は0.3mmの太さで表現しています!もちろん、金型設計という都合上、原寸の1/1500の通りに表現できないものもあり、多少のデフォルメをしていますが、とにかくできるだけ細かくやりたい、という意図だけは設計に伝え続けましたし、設計もかなり頑張って知恵を働かせて表現してくれました。



そして一通り設計が終わると、試作会社に依頼して削り出しで試作品を作ってもらいました。
その試作会社は、弊社のギヤの試作を頼んでいるところですが、今までとは全く違う試作品に戸惑っていましたし、寸法的にもかなり際どい寸法だったので大変だったようですが、なんとか建造物の試作品第一号が完成しました。
完成した建造物は材料の色がむき出し(白っぽい色)でしたので、雰囲気を出すために近くのタミヤショップにいってプラカラーを買ってきて色を塗ってみました。
色を何色にするのか悩んだのですが、その昔1/700ウォーターラインシリーズを作った時に何度も使った「甲板色」がイメージに近く、その色をチョイスして塗ってみたところ、とてもいい感じになりました。
子供のころの経験というのがこんなところに生きてくるのだな〜
と思い、やはり人生は「体験が重要だ!」と改めて感じました。
(建造物の大きさ/一円玉との比較)


そして宙テクノロジーからデータが納品されると、そのデータに対して発掘調査の情報を表現していったり、自分自身の城郭訪問の経験による地形の修正を加えていきました。でも、地形をいじるって結構勇気がいるんです。まぁ、最後は「えいや!」なんですけどね。
茅ヶ崎城データ)


地形の修正というのは結構時間も労力もかかります、ちなみに弊社はこのプロジェクトを始めるまでは、3DCGの作成ソフトを誰もつかったことはなかったのですが、何とかなるものです。
まずは友人の3DCG制作会社にお願いをし、社員研修して3DCGの基礎を教えてもらいました。
その友人の会社は「株式会社イデル」クオリティの高い3DCG映像を作ることのできる会社です。
代表の杵村社長はとてもセンスのいい方で、その作品はまさに芸術です!
研修と並行してパソコンを購入し実践練習。それと並行して地形データ作り。
しかーし!早く形になった状態が見たいという欲求が抑えきれなくなった私は、宙テクノロジーからデータの納品と同時に納品頂いた3Dプリンターで出力したモデルに粘土でせっせと土塁を作り、自己満足の「箱庭」を試しにつくってみました。
うーん、結構いい感じ。
形をみるとますます「やるぞ!」という燃える思いが湧き上がってきますね
茅ヶ崎城プレ試作品)


それでは続きはまた次回。



タイのTAPACOで働く仲間、募集しております。
新たなチャレンジをしたい。こだわりを表現してみたいという方、お待ちしております。
ご興味のある方は「パートナー産業のホームページ→お問い合わせ」よりご連絡ください。